家庭用Wi-Fiルーターのセキュリティ向上方法について2023年04月19日
先日、家庭用Wi-Fiルーターが不正アクセスされ、サイバー攻撃に利用されるというニュースが流れました。
知らず知らずのうちに悪用される可能性があるということで、注意喚起されているようですが、
不正にアクセスされる原因として、弱いパスワードの使用、ファームウェアの脆弱性、適切なセキュリティ対策が不足していることが挙げられます。
家庭用Wi-Fiルーターのセキュリティを向上する方法として、一般的に以下が知られていますので参考にされると良いかと思います。
※お使いのルーターによって設定できる内容が違います。
1.パスワードの変更
ルーターの初期設定では、パスワードが簡単なものに設定されている場合があります。
悪用される場合、これは簡単に突破されてしまいます。
強力なパスワードに変更することでセキュリティを向上させることが必要となってきます。
2.ファームウェアのアップデート
ファームウェアとは、本体の制御を行う為に組み込まれているソフトのことです。
Windowsも定期的にアップデートされることはご存じかと思いますが、
同じように、ルーターのファームウェアもメーカーから最新バージョンが
提供されているので、アップデートすることで脆弱性をカバーすることができます。
3.ファイアウォールの設定
ファイアウォールは、不正なアクセスをブロックするための重要な機能です。
設定を適切に行うことで、攻撃を防ぐことができます。
こちらはメーカー等から提供される情報を元に設定を行うことが可能となっています。
4.SSIDの変更
ルーターのSSID(ネットワーク名)は、初期設定ではメーカー名などが使用されています。
こちらも適切な名前に変更する必要があります。
5.無線LANの暗号化
無線LANの通信は、盗聴される可能性があります。
WPA2などの強力な暗号化方式を使用することで、通信内容を保護することができます。
6.古いルーターは買い替えを検討する
古いルーターを使い続けると、アップデートされなくなる可能性もありますので
買い替えの検討をお勧めします。
既にアップデートが提供されていないルーターは特に買い替えをお勧めします。
これらの対策を実施することで、ルーターのセキュリティを向上させることができます。また、定期的に監視や脆弱性スキャンを行うことで、より高いセキュリティを確保することができます。
サイバー攻撃なんて
「大きな企業でしか起きないんじゃないの?」と、思いがちですが、
個人・企業の大きさ関係なく
個人や会社の情報、クレジットカード情報、ショッピングサイト等のIDやパスワードが不正利用され、
データ改ざんや金銭被害が起こる可能性もあります。
株式会社タスリンクでは
このような問題の相談も受け付けております。
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